お客様は、産業界や医療界の顧客にハイテクシステムやソリューションを提供する世界有数の企業で、本社、工場、そして世界各地の子会社においてS/4HANAクラウドソリューションを導入しています。会社のITポリシーに基づき、お客様は主にサイドバイサイドのJava拡張機能として、SAPクラウドプラットフォーム上でカスタムソリューションを開発し、S/4HANAコアを変更することなく、クリーンな状態を維持する方針としました。

当社はパートナー会社との協働によりマスターデータを管理できるSAP Cloud Platformをベースにしたアプリケーションを開発しました。

  • S/4HANA上に直接開発しないことで、バージョンアップに伴う影響を限定的にしつつ、業務ユーザの要求に柔軟に対応できる。
  • S/4 Hanaサーバーではなく、全ての開発はSAP Cloud Platform上で実施
  • モジュール志向のマイクロサービス的な設計
  • プレゼンテーションロジックのみがUI5で、DBアクセスと処理のロジックはJavaを使って開発
  • マスターデータの作成は、Odata APIを直接呼び出すのではなく、標準的なJava APIを使用
  • 膨大なデータセットにリアルタイムで対応するための最適化 

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